今回は目のお直し。
うわさのぽ〜ちゃん。
新しいぽ〜ちゃん。「ママ、ありがとう!」
BBSでお馴染みの空三郎さん宅のぽ〜ちゃんの復活物語です。
お直し模様のお写真と文は全て空三郎さんからいただきました。
貴重な体験をご披露いただき、空さん、本当にありがとうございました。

この子は、ロッカーアイの片目が割れ、もう片方の目の縁が2箇所欠けていました。
穂積さんから頂いロッカーアイは目自体少し小さく、目と目の幅も狭いものでしたので、幅の寸法を変えて付替える挑戦をしてみました。

用意するもの:
アクリルペイント 各色
艶有りニス
黒の極細ペン
石膏(私は石粉粘土を水で柔らかくした物を使用)
写真左は元の壊れた目と剥がした石膏

1・・まず、ヘッド内の石膏を片方だけ外しました。
ヘッドをボディーから外し、逆さにして石膏が浸かるくらいまでぬるま湯に浸け半日ほど置いておくと、石膏が簡単に剥がれました。

2・・次に目の縁の欠けは、アクリルペイントで塗り極細ペンで睫も書き終わり。
写真左は水溶きした石膏粘土


3・・頂いたロッカーアイの片方の目を何とか外し、元の物と黒目の位置を合わせ、高さも水平になるように粘土で借り止めします。
粘土が半乾きぐらいになったらヘッドにはめてみます。
目の向きや幅などが合っていなければ微調整。
粘土がまだ少し柔らかい時なので動きます。
そして今度は完全に乾かします。
周りを粘土で整形します。

4・・アクリルペイントで着色しニスを塗りました。
継ぎ目にはワックスを沢山付いている所から(目の回りはダメよ!)少し剥がしてきて、継ぎ目に乗せ指の腹で伸ばしました。


5・・左目側の石膏と右目側(ヘッドの中)の石膏の目が当たる部分に薄く粘土を付けます。
目をはめて左側の石膏をはめて位置を確認し、左側の石膏を指で押さえたままヘッドを倒し、目が瞑るか試して見ました。
残念なことに一部が当たり、途中までしか瞑りません・・・。


6・・目を取りだし当たる部分を爪やすりで削りました。
写真のように三角の形でないと当たりがあるようです。
そこにもまたワックスを沢山付いている所から剥がしてきて指の腹で伸ばしました。

7・・もう一度ヘッドにはめて見て目が開閉したら、目の位置などを石膏につけた粘土の肉盛りで微調整しました。
その時、どうしても片目が薄め開き状態だったので、最終手段!またまたワックスを取ってきて瞼を下ろしました。

*幸い頂いたロッカーアイは、ワックスが全体にタップリついてましたので、目の瞼の薄いところやあちこちに利用できました。

8・・目を外して石膏に肉盛りした粘土が乾いたら再びヘッドにセットして、外していた右目側の石膏をヘッド内部に接着します。
これで完成!

信じられないほど、クルクルと開閉してくれます。嬉しい・・・(涙)。
お直しの上に写真まで撮っていただいて、とても大変だったと思います。
こうして公開までさせていただいて、空三郎さんにはお礼の言葉もありません。
今回のお直しは全く別の目を入れるということで、本当に大変だったと思います。
サイズが同じでもアイカットの形がそれぞれ微妙に違うので、空さんがドキュメントしてくれたように
色々な修正が必要になるのですね。
このような工夫1つでお人形さんが生まれ変わってくれる。
それって素晴らしいことですよね。
空さん、どうもありがとうございました。