




自由人形とは昭和10年頃から製作された洋装の似合う市松人形です。
それまでの市松人形と違い、関節が自由に曲げられることからその名が付きました。
従来の市松人形の優しい表情はそのままに、
立ったり、腕をあげたりと、ビスクドールのようなフレキシブルなボディを持つ子たちです。
かといって、西洋のボディをそのまま模倣したわけでは決してなく、
全くオリジナルの、むしろ江戸の三つ折れさんのほうを参考にした
精巧な作りのボディを自由人形さんは持っています。
手足がスリムで長く洋装が似合いながらも、しっかり正座もできる彼女たちにはなんとも言えない魅力があります。
でも一口に自由人形といっても、ボディの構造が皆微妙に違うのです。
工房によってボディにそれぞれの工夫がなされています。
当時、自由人形は市松さんのような芸術性よりも、玩具としての認識が強かったようで、
作家さんの銘などは付かなかった場合が大半のようです。
どの子も市松さんに全く劣らない美しい子たちなだけに少々残念でもあります。
また、製造年代にしても、段々と戦争が深刻化していく時期に誕生したため、
生産数もとても少なく、現代に至っては残念ながらあまり見かけなくなっています。
それで思いついたのがこのページです。
うちには自由人形が8人いますが、姉妹のセツとソノ以外、皆ボディの構造が微妙に違うんです。
普段あまり見ることの無い自由人形の「自由さ加減」をご紹介させていただきたいと思います。


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姉妹とも同じ構造なので代表でセツだけ。 この子たちの特徴は足首にも関節があることです。 他の子たちにはありません。 |


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くまっちのボディの特徴は肘と膝のメタルジョイントです。 足にも肘同様白布が巻かれていたと思いますが、 今はメタルが露出してしまっています。 (その分構造がよく分かりますが) 肘の布も剥がれかかっていて見苦しく申し訳ありません。 それから右手はグーの形で棒を持てるようになっています。 なき笛はお腹のゴムにひっかかるので、 現在外してあります。 メタルジョイント以外、ボディの作りは結構質素です(笑) 足などは足袋を履いた状態で作られています。 |


